冬の血圧上昇に注意しよう!

 

まだまだ寒い日が続いています。

2月は寒暖差が大きいため、血圧上昇に注意する必要があります。

今月のコラムは高血圧についてお伝えしようと思います!

 

血圧とは??

血圧とは、心臓から送りだされる血液が全身へと流れていく際に動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧は常に変動しています。睡眠中の血圧は低く、起きて活動している日中は高くなります。血圧が上昇するのには食事や喫煙の他にも環境要因が大きく関係しています。

 

 

冬に血圧が上昇しやすいのはなぜ??

冬は体温を維持しようと全身の血管が収縮し血圧が上昇しやすくなります。

急激な寒暖差や温度差に皮膚がさらされると、自律神経である交感神経が刺激されます。交感神経が優位になると血管が収縮して血圧が上昇します。寒暖差が大きいときや季節の変わり目、冬の寒さによるストレスなどで血圧は上昇します。

特に冬は家にこもりがちになり、運動不足で体重増加になりやすく、鍋物などの塩分の多い食事が増える一方、発汗が減って塩分が排泄されず体内が塩分過剰になりやすいことも血圧上昇の原因となります。暴飲暴食や運動不足による体重の増加、肥満、塩分の過剰摂取は、血圧上昇の原因になります。

 

 

高血圧に潜む危険とは!?

高血圧は自覚症状がない場合も多く、健康診断などで初めて発覚したという方も多いのではないでしょうか?

高血圧が続くと血管が傷つき硬くなる動脈硬化によって心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などの合併症のリスクを高めます。合併症引き起こさないためにも以下のことに気を付けて過ごしていきましょう!

 

 

◎塩分の摂取量を減らす

薄味を心掛けて調味料は減塩タイプのものを使用する、麺類の汁は飲みほさない、加工食品は塩分が多いため控える、新鮮な旬の食材を選ぶ、鰹節や昆布、煮干しなどによる出汁を濃くとるなど日常の食生活で塩分の摂取量を減らすことを意識しましょう。

 

◎ミネラル類および食物繊維を摂取する

ミネラルの一種であるカリウムにはナトリウムの排泄を促し、血圧を低下させる働きがあります。そのため、血圧の予防・改善にはナトリウムの摂取量を減らすだけでなく、カリウムの摂取量を増やすことが大切です。また、食物繊維にはナトリウムや脂質、糖質を吸着して体外に排泄する働きが認められており、高血圧の予防・改善に効果が期待できます。特に野菜類・イモ類・果物類・キノコ類・海藻類はカリウムや食物繊維を豊富に含んでいるため積極的に摂取しましょう。

 

◎運動を行う

定期的に運動をし、汗を流すことで体内の余分な塩分を排泄することができます。また、運動を定期的に行うことで血圧が低下しやすくなるため毎日積極的に歩いたり、ストレッチを行うなど少しずつ運動量を増やしていきましょう。

 

◎禁煙する

喫煙は高血圧を引き起こす大きな原因となるため禁煙することがおすすめです。

 

 

高血圧は目立った自覚症状がほとんど見られないため定期的に健康診断を受けたり、家庭で血圧を測定したりしないとなかなか気づくことができませんが、これらのポイントを意識して高血圧予防・改善および合併症予防をして健康に過ごしていきましょう~!!