五月病に負けないためには?

新生活が始まり 1 か月が経ち、新生活にも慣れ、

ゴールデンウイークが終わるころには、「五月病」という言葉を耳にすることがあると思います。

 

メンタルを健やかに保ち、ポジティブに日々を過ごすためには、実は食事も大切になってきます。

そこで、五月病にも負けない食事の摂り方について紹介します。

 

五月病とは何か?

新しい環境に慣れるために張り切って仕事に取り組んでいたのに、

5 月のゴールデンウイークを過ぎた頃にそれまでの元気がなくなり、

なんとなく体調が悪くなる、これが「五月病」と言われています。

 

正式な医学用語ではありませんが、この時期に新入社員や入学、昇進、異動などで

新しい環境下に身を置いた方に特に起こりやすいため、こう呼ばれているそうです。

 

新しい環境に身を置くことは、心身にとっては強いストレスになるようで、

知らず知らずのうちにストレスがたまって、ある日突然、朝起きられなくなる、

眠れない、なぜか涙が出てしまう、食欲がないなどといった症状が出てしまうのです。

 

特に今はコロナ禍で人とのコミュニケーションが取りにくくなっていることも重なり、

よりストレスをため込みやすい環境になっているようです。

 

今までできていたことができない、好きな趣味に興味を持てなくなるなども五月病の注意サインです。

 

 

憂鬱な気分やストレスに強くなる食事のポイント

・主食、主菜、副菜が揃った食事を

不規則な食生活や、偏った食事は脳内の栄養が不足して、

とりわけ感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」が不足しがちです。

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれていて、セロトニンが十分取れていると気持ちが安定します。

メンタルを強くするためには欠かせないものなので、まずは毎日の食事のバランスを整えていきましょう。

 

例えば、豚肉や卵、牛乳、玄米などに含まれるビタミン B1 は、情緒の安定化に有効と言われていま
す。

特に牛乳や卵はセロトニンの材料となるトリプトファンも含まれます。

トリプトファンには不眠症やうつ症状改善も期待できます。

 

さらに、野菜や果物に多く含まれるビタミン C は「抗ストレスビタミン」とも呼ばれ、

ストレスを取り除く時に消耗する副腎皮質ホルモンの合成をサポートし、

ストレスから体を守る役割を担っています。

 

体の中を総合的にストレスから守るためには、いろいろな食材を取ることが大切になってくるので、

できる限り主食・主菜・副菜のそろった、定食スタイルの食事を心がけましょう。